ロールプレイを実習して感じた事は、会話を絶やさぬようにするのが非常に難しい、という点だ。
自分が予想している範囲内で話が進めば対応はどうにかなるが、返答の範囲が自分の予測を大きく越えていると口が滑らかに動かなくなる。
クライエントからの質問、返答に対し、常に対応、返答が出来るようにしなければ、クライエントは不安に思うだろう。クライエントがカウンセラーに対し、不信感を抱いてしまえば信頼関係の構築は難しくなる。
また、穏やかに、にこやかに口を動かしつつも冷静に、事務的に人物観察も同時に行わなければならないと実感した。クライエントは無口な人物なのか、お喋りな人物なのか、カウンセラーを信頼しているか否か……それを可及的速やかに判断し、カウンセリングを行わなければならない。
つまり、頭の回転が非常に速い人で、冷静でそうそうパニックにならない(パニックになっても、それをクライエントに悟らせない)ような人でなければ、カウンセラーには向いていないと自分は思った。
そして、情け深くなければカウンセラーとしては駄目だと思っていたのだが、そうではなくてもどうにかなるかもしれないと自分は考えた。
まず、相手の悩みに共感しようとしまいと、それは事態の解決の役にはあまり立ちそうに無い。次に、同情されるとそれが嫌という人もいると思う。加えて、情け深い人は時として情に流され、適切な判断を行えない場合がある。
情け深いのはカウンセラーにとって必要な要素なのかもしれないが、情け深すぎては支障が出る。それによって判断が鈍る、というのはカウンセラーにとってあまりよくないものだと思う。もっとも、冷徹、冷酷だというのは論外だが。
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